東京の異常事態を全国に知らせよう　　郡山市・S

　はじめまして。先日、ビデオプレスからDVD『君が代不起立』を購入しましたSです。

　昨年来、東京都の教育問題（１０・２３通達による日の丸・君が代強制）に関心を持っている（＆このことで、石原都知事や中村教育長に抗議のメールや手紙を何度も送っている）私には非常に興味深い内容でしたので、それで購入しました次第です。

　感想ですが、素晴らしいの一言に尽きます。東京都公教育の異常な実態をこれでもかとばかりに取り上げており、さすがビデオプレスと唸らされました。 教職員や生徒の怒りの声が、DVDを通して直に聞 こえてくるかのようです。従軍慰安婦を授業で取り上げたら激しいハッシング、卒業式をたった5分遅らせただけで（教育委員会から）刑事告訴、卒業式での国歌斉唱の際起立しなかったorピアノ伴奏を拒否したというだけで懲戒処分等と、異常事態のオンパレードですね。刑事告訴や懲戒処分につきましては、マスコミ報道等である程度知っていましたが、従軍慰安婦につきましては初めて知りました。まさに、戦前を彷彿させるような全体主義そのものであり、許しがたいですね。

　で、この状態でありますが、昨年（2006年）改定された教育基本法がもたらす影響を先取りしているような気がしてなりません。改定教育基本法では、教育目標に徳目が明記され、その中に愛国心があります。愛国心を判りやすい形で表現し、かつ評価の対象としうるものといえば…。日の丸、君が代以外ないでしょう。掲揚された日の丸を見て敬礼し、そして大声で君が代を歌うといった”愛国的な”行動をしているか否かは、評価の対象になりえます。もちろん、それに違反する行動は、懲戒処分の対象になりえます。もはや、東京都だけで起きている局地的な異常事態と片付ける訳にはいきません。全国各地、どこでも起こるうる危機的事態と言ってもいいでしょう。こうした事態をいち早く伝えてくれるこの作品、実に意義深いものがあります。全国の教育関係者に、是非とも見ていただきたい作品であると思います。

　今後も、このような素晴らしい作品を作ってください。期待しています。（2007年1月20日）