●「リストラとたたかう男」―第9回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞2003年の平和・協同ジャーナリスト基金賞の授賞式が、12月5日に日本青年館で開催された。ビデオプレスは今回「リストラとたたかう男」で奨励賞を受賞した。なお、基金賞は「ヒバクシャ」（グループ現代）だった。今年度の候補作品は全部で75点（うち映像は14点）で、9点が選ばれた。授賞式では、出演者の松沢弘さんもスピーチを行い、かれのたたかいに惜しみない拍手がおくられた。
以下は、選考経過を紹介した文章のコメントです。
マスコミ界で記者をしていて、新労組をつくったために会社から「懲戒解雇」された男性が、その撤回を求めて会社に立ち向かう姿を密着して追ったドキュメンタリーです。「緊迫感に満ちた迫力のある画面」「いま最も切実な問題である雇用問題に肉薄して、今日性がある」との評価でした。ビデオプレスは第6回で「人らしく生きよう−国労冬物語」が奨励賞を受賞しており、二度目の受賞です。