6 月27日、支援の有志による集会「ＪＲに法的責任あり！ 国鉄闘争の勝利をめざす緊急決起集会」が労働スクエアで開催された。緊急集会にもかかわらず400 人近くが参加した。参加している顔ぶれを見ると、いまの労働運動の中で一番アクティブな部分が結集していた。「りすとらん・元気交差店」を立ち上げた人たちでもある。国労本部が「全面屈伏」路線を走ろうとする中で、「ＪＲに法的責任あり」「国労闘争団断固支援」の声をあげた。
集会の始まる前に、この間の闘争団の声を伝えるビデオ（15分・ビデオプレス撮影）を上映した。
よびかけ人の一人宮崎学さんは「何とかなると思っていたので、これまでこの問題には関わってこなかった。しかし、事態がこうなった以上、俺も一肌ぬぐ。歴史を変えるのは少数派だ」。また基調報告は管理職ユニオンの設楽書記長が行い「国鉄闘争は国労だけのものではない」「闘争団がたたかい続ける限り、われわれは支援を続ける」と熱く語った。
続いて、解雇された国労闘争団、全動労闘争団、動労千葉が壇上に上がり、決意を述べた。この日は、闘争団は独自のニュースを配付するなど、国労機関に縛られない行動に一歩踏み出した。
郵政省と全逓から首を切られてたたかっている4.28争議団の名古屋さんは、「私たちの時も社会党田辺と自民党金丸の談合で決着が計られ、結局騙された。今回もうりふたつの展開。国労は全逓の二の舞になるな」と具体的に進言した。
最後に「4 党合意ノー」のキャンペーンボードを全員で掲げ、シュプレヒコールを行った。
なお、臨時大会前日の6 月30日には中野ゼロホールで、「ＪＲに法的責任なし」承認に反対する大集会が行われる。本部は１日の臨時大会を強行する構え。解雇された闘争団・家族は、臨時大会を監視するため北海道・九州から続々上京しており、100 名以上が結集する見通し。