このドキュメンタリーはオーストラリアで論争を巻き起こしているウラン鉱山開発をめぐる問題を描いている。世界遺産でもあるカカドゥ国立公園にはアボリジニー（ミラル氏族）が暮らしていたが、ここにウラン鉱脈が発見され、鉱山会社と政府による開発が始まった。アボリジニーたちは騙されるように土地を奪われ、自然環境は汚染の脅威にさらされた。作品は美しいカカドゥの自然とあまりにグロテスクなウラン採掘現場を対比している。オーストラリアの著名な監督ブラッドベリが97年（98年に改訂版）に制作した。このビデオの主人公であるイボンヌとジャッキーは11月に京都で開催される世界遺産会議に参加するため来日し、この問題を訴える。ジャビルカ鉱山のウランはほとんどが日本の原発向けでありこの問題はまさに日本人の問題でもある。
★98年改訂版・53分・4000円
★制作：オーストラリア・フロントライン・フィルムズ
★日本語版企画：ノーニュークス・アジア・フォーラム・ジャパン／原子力資料情報室／反核パシフィックセンター東京／日本消費者連盟／原水爆禁止日本国民会議／アジア太平洋資料センター
★日本語版制作：ビデオプレス
★お申込み：ノーニュークス・アジア・フォーラム・ジャパン
TEL&FAX 06-712-9955
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