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新作DVD『死んどるヒマはないー平和運動家・益永スミコの半生』（仮）

  ―予約購入とカンパのお願いー

　　　　　2009年8月   ビデオプレス （松原明　佐々木有美）

　

　天候不順の夏が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年ビデオプレスは20周年を迎えました。日ごろのご支援、ご協力に感謝いたします。さて、私たちは現在、新作DVDを制作中です。今回の主人公は、益永スミコさん（85歳）です。益永さんはご自身の半生を平和運動や死刑廃止運動に捧げてきました。

わたしたちが益永さんと初めて会ったのは、2000年の夏ごろだったとおもいます。国労が四党合意で揺れていたときです。国労大会会場前に、四党合意反対の国労組合員と一緒に座り込みをしている小さなおばあさんがいました。話かけると、「私は昔、国労の人たちにお世話になったので・・・」という答えが返ってきました。その方が、三菱重工爆破事件（1974年）を起こした東アジア反日武装戦線「狼」のメンバー益永利明死刑囚の養母であることを知ったのは後のことです。

　その後、田中伸尚氏の労作『憲法を獲得する人々』（岩波書店）に益永さんが取り上げられ、彼女の半生を知ることになりました。たくさんの兵士を送り出してしまった自らの戦争責任を問い、人間を殺しては絶対にいけないという信念を持つ益永さんが、護憲平和の運動にとどまらず、死刑廃止運動につながるのは必然でした。そして、こうした益永さんの歴史認識、社会認識を作りだしたのが、助産婦として勤務していた病院での労働組合作りだったのです。労働組合運動に根っこをもつ益永さんの平和運動に私たちは注目しました。

そして2006年11月、国会前で偶然益永さんにお会いしました。戦後日本の第二の憲法と呼ばれた教育基本法の改悪に反対しようと多くの人々が集まっていました。その群集の中に身長145センチの小さな益永さんの姿を発見したとき、今回の作品作りが始まりました。いつも署名板とボードを持ち歩き、どこでも街頭宣伝を始める益永さんの姿は、力強くそして愛らしく、私たちに勇気を与えてくれます。

来年５月には、国民投票法が施行され、憲法「改正」が日程にのぼろうとしています。この時期だからこそこの作品をみなさんに届けたいと思います。DVDは本年11月完成をめざします。いつもながらのお願いで恐縮ですが、ビデオプレスの財政は火の車です。制作資金捻出のためのDVDの予約とカンパにご協力いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

　　　ＤＶＤ予約金・・・1本4500円(個人用・予価5000円)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊ライブラリー用18000円（予価20000円）

　　　カンパ・・・・・・1口2000円（複数口歓迎）

　　　郵便振込み口座　00130−2−397479　名義　ビデオプレス

※東京都板橋区向原2−22−17−403　TEL03−3530−8588

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