このビデオは米国NGOの国際行動センター（ラムゼイ・クラーク代表）が、99年春のユーゴ空爆直後、現地調査をしてつくった作品で、99年6月にアメリカで緊急発刊された。日本では、空爆１周年の今年3月にあたり、関係者の協力で日本語版が完成した。（原題はNATO TARGETS）

　クリントン大統領は人道的介入として、民間人には攻撃を加えないと言明して、空爆を強行した。しかし、実態はどうだったのか。ラムゼイ・クラーク調査団が空爆5日後に現地で眼にしたものは、殺傷能力を高めたクラスター爆弾の犠牲者であり、民間施設への無差別爆撃だった。「NATO軍は自らが危機を作り出し、民衆を新しい兵器の実験台にした」とラムゼイ・クラークたちは主張する。

　この作品には、空爆の最中に野外ロックコンサートを開いて抗議するユーゴ市民の感動的姿も映し出されている。マスコミで報道されなかったもう一つのユーゴがここにはある。

●日本語版　2000年3月制作

　　30分・3000円

●制作�a岩川事務所（ビデオプレス気付／TEL03.3530.8588）

●制作スタッフ／小林アツシ・岩川保久・木村愛二・松原明　★声の出演／安藤八重子・明石一

●ビデオのお申込は、TEL03.3530.8588　FAX03.3530.8578まで。

　EﾒｰﾙでもOKです。こちらへ。

●VIDEO ACT!でも取り扱っています。

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