●ひとネットMONDAYつうしん NO.55 2003年3月24日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★災い転じて
世界がマンガ的状況になっている。大量破壊兵器を問題にする国が、堂々と最大最強の大量破壊兵器を使って一方的に攻撃をしかけている。小泉は「大量破壊兵器を危険な独裁者の手に渡ったらどうなるのか」と言ったが、「危険な独裁者とはブッシュのことだろう」と私はテレビに向かって叫んでいた。というわけで開戦以来、テレビに釘付けで睡眠不足。頭に血が上り放しになってしまった。米国大使館前にも行った。救いは、たくさんの若い人たちが本気で立ち上がっていることだ。それも自発的に一人で動いている人がほとんどで、眼が輝いている。話を聞くとフリーターなど不安定な仕事の人が多い。『人らしく生きよう』の上映に集まった若い人たちとの共通点を感じる。戦争�a人殺し、リストラ�a生活破壊といった普遍的問題に直面してついに「フツーの人」が動き始めた。ブッシュのおかげで日本の社会運動も「30年の眠り」から目覚めるだろう。闘う闘争団も積極的に「ワールド・ピース・ナウ」行動などに参加しており、反戦運動との連携を模索しはじめた。災い転じて福としたい。
なお反戦運動の情報は「ワールド・ピース・ナウ」http://www.worldpeacenow.jp/・「レイバーネット日本」http://www.labornetjp.org/などが詳しい。3/27にはアメリカ大使館に向けたデモもある。
★車内クン
続き。「30年の眠り」から覚めた実感は、電車の車内でポスターを掲げたりして宣伝する人を見た時に思った。私はベトナム反戦世代だが、1970年にベ平連（市民団体）に加わっていた。その時、車内クンというあだ名の人がいた。かれは電車の中でチラシをまくのが得意だった。それを思い出した。車内クン、30年ぶりの復活だった。
★横田さん支援カンパを
釧路闘争団の横田厚さんは、釧路で一人「四党合意」に反対し、鉄建公団訴訟に加わっているため、闘争団からはじかれて一人で活動していた。その彼と奥さんの深雪さんが、3月8日雪道で痛ましい交通事故に遭った。奥さんは亡くなった。横田さんも重傷だが、最大の理解者・支援者を失った横田さんの悲しみは大きい。大分県連帯する会はさっそく「支援カンパ」に取り組んでいる。横田さんを激励するためにもぜひ協力したい。カンパの送り先は、「振り込み口座 九州労金大分支店 ４０７４３２２」 取り扱い／大分県『国鉄闘争に連帯する会』TEL&FAX ０９７４－２２－４７０６。
★第二回査問委員会呼び出し
33名の闘争団員に対して、国労本部は2回目の査問委員会呼び出し状を送付した。日程は4/1九州、4/3～4北海道である。本部は闘争団統制処分を着々と進めてきている。夏の大会に向けて、国労が解体するかどうかのぎりぎりの局面を迎えそうだ。
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