●ひとネットMONDAYつうしん NO.59 2003年4月21日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★国労5/27臨大闘争弾圧事件について
先日この問題について、なぜ取り上げないかというご意見をいただきました。事件発生当時コメントした程度でその後のフォローができなかったことは、よくなかったと思っています。
5/27臨大闘争弾圧事件とは、昨年5月27日の国労臨時大会の時、代議員に対して宿泊ホテル前でビラまき説得活動をしていた8名の組合員が逮捕されたという事件で、逮捕者には闘争団員も含まれています。この事件の異常なところは、逮捕が事件から5ケ月も経った10月国労定期大会直前に行われたことです。説得活動は通常のもので暴力を伴っていなかったにも関わらず、警察権力と国労本部が共謀して「暴力事件」としてでっち上げました。私も何度も大会での「説得活動」を体験していますが、せいぜい押し合いする程度のものです。これで捕まるようなら、全ての組合活動はやれなくなってしまいます。この時の事実関係については双方ビデオを撮っているので、本当の姿は法廷で明らかになるでしょう。
そして問題は、逮捕された8人がいまなお獄中につながれていることです。現在、公判は東京地裁で行われており、本日（4/21）第５回公判が開かれ次回は5/16です。「許さない会」も作られ、賛同人（約600人）や保釈要求署名などが取り組まれています。（→03-3797-3690 ホームページ参照 http://www008.upp.so-net.ne.jp/yurusanai/）
権力側の狙いは明白です。四党合意をこえて拡がってきた１０４７名の解雇撤回闘争を押さえ込もうというものです。とくに今回逮捕された人たちは「中核派系」といわれています。「中核派系なら仕方がない」という形でくさびを打ち込もうとしたのだと思います。実際、きわめて不当な弾圧事件にもかかわらず、闘う闘争団あるいは国鉄闘争共闘会議も、抗議声明をだしたり反対運動に取り組むには至っていません。考えの違い・過去の経緯・内ゲバ問題その他いろいろ複雑な問題があるのは私も知っていますが、「敵の弾圧の見逃せば、最後は自分のところにそのツケが回ってくる」ということは歴史が教えています。
これからもこの問題を避けずに、向きあっていこうと思っています。
★「一人乗務制」をストップさせた韓国鉄道労組
韓国の鉄道労組のストが今日４月２０日に予定されていたが、労使間の合意が成立し、中止となった。合意内容は以下の通りで素晴らしい勝利だった。
１．機関士一人乗務中止
２．１５００人の不足人員補充
３．解雇者45名復職
４．損賠・仮差し押さえ取り下げ
５．民営化撤回、施設と運営（維持保守含める）の分離による公共性ある対案を模索する。★次回の鉄建公団訴訟口頭弁論
次回の裁判は4月28日（月）午前10時半、東京地裁だ。夜には恒例の報告集会が18.30よりシニアワーク東京である。いよいよ裁判も本格的論戦に入ってきた。集会では「清算事業団の就職あっせんの実態」と題したビデオ上映もある。
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