●ひとネットMONDAYつうしん NO.63 2003年5月19日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★ジワジワと上映運動つづく
東京東部の連続上映会をはじめ、ジワジワと「人らしく」の第二次・第三次上映会が続いている。東京の大田区職労では、5/26に大田区生活センターで100名規模の上映会を計画している。また栃木県佐野市では地区労が中心になって取り組みを進めている。詳しくは→http://homepage3.nifty.com/videopress/zenkoku.htmlへ。
★共闘会議のホームページがリニューアル
国鉄闘争共闘会議のホームページがリニューアルすることになった。私も先日、そのための会議に参加し、いろいろ意見を述べさせてもらった。2年前には闘争団周辺でメールをやる人はほとんどいなかったが、最近は「ホームページこそがすべて」という感じで、力を入れはじめている。「隔世の感」というやつだ。会議では、闘争団・共闘会議関係の情報はもちろん、ジャーナリストによる連載コラムや闘争団員の生活レポートなど、新しい企画やアイデアが出された。鉄建公団訴訟原告団の運動を伝え拡げていく窓口として、6月のリニューアルが期待されている。ぜひ、情報提供など協力・応援をしてほしい。
さてその会議でも発言したのだが、しょせんホームページは「メディア」（媒体）であり、メディアだけでは運動はつくれない。基本は、社会を動かすような魅力ある運動を闘争団が展開することだ。そうすれば、ホームページも自ずと生き生きとしたものになる。「たたかいなくしてメディアなし」。四党合意を飛ばしたあと、ちょっと精彩のない闘争団に、これを機会に「見える運動」を展開してほしいと思う。
★国鉄リストラ方式をはねかえした運転手の組合
東京東部労組に弥生運送支部という運転手の組合がある。最近ここで偽装倒産事件が起こった。この時の交渉の一部始終を録画したビデオを見る機会があり、その実態がよくわかった。これが国鉄リストラとそっくりなのだ。組合が強い東京営業所を嫌った会社が、千葉営業所に別会社（ネクスト）を設立しそこへ事前に資産を移動。そして社長は3月14日、裁判所に破産申請を行い、そこの従業員（組合員）を全員解雇し、経営者と千葉の従業員だけで新会社を移行しようとした。しかし、組合の団結は固くそうは問屋が卸さなかった。組合は破産通告の日、ただちに総勢50人で職場ろうじょう態勢をとり、社長、弁護士、管財人と深夜に及ぶ5時間の交渉を展開。「てめえら人間か。自分達だけ生き延びて全員解雇。ふざけるな」と激しく迫った。交渉の中で社長がやってきた偽装工作の実態が次々に暴露され、管財人（裁判所に選任された弁護士）もおかしいことに気付いてしまう。ついに社長はギブアップし、全員の新会社雇用継続を認めることになった。こうしてわずか一日で、国鉄リストラ方式を跳ね返した。
経営者のあまりの汚さ。労働者がまともに事実を追及して闘えば勝てることを実感させてくれた。まったく同じことを政府にやられた国労闘争団も勝てるはずだ。
★5/25〜26に湯河原で全国交流合宿
共闘会議の「全国交流合宿」が迫ってきた。四党合意後の新しい運動を切り開けるのかどうか、いまの時期は非常に重要になっているが、そんな中で迎える合宿。ぜひ多くの人が参加して、今後の運動について忌憚ない意見交換をしたいものだ。→詳細TEL03-5730-662
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