●ひとネットMONDAYつうしん NO.65 2003年6月2日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★「ともにGO!」ホームページの連載コラム
共闘会議のホームページが「ともにGO!」ホームページとして、6/1よりリニューアルした。従来、更新が遅く情報量も少なかったが、これから力を入れていくという。新企画の目玉のひとつである「連載コラム」は面白い。元朝日新聞記者の中野隆宣さんは、労働に関心をもたない新聞記者の意識状況を教えてくれる。また安田浩一さんは「過労自殺」に追い込まれている労働者の実態を生々しく伝えると同時に労組のダメさかげんをチクリと批判。二人とも、こうしたホームページだからこそ、他のメディアでは書けない視点から自由に書いている。みんなで応援してこのホームページを盛り上げていきたい。→http://www.h4.dion.ne.jp/~tomonigo/
★東京東部で連続5ヶ所の上映会
東京東部で6/6江東区文化センターを皮切りに、5ヶ所で「人らしく」連続上映会が行われる。毎回、出演者の3人のうちだれかは参加する。また6/6は田中哲朗ミニコンサートもある。上映運動が一段落したなかでの企画で、人集めは大変だと思うが成功を期待したい。詳細日程は→http://homepage3.nifty.com/videopress/zenkoku.htmlへ。
★村上敬一の巨大似顔絵が登場
東京高裁のもっとも反動的裁判官である村上敬一裁判長は、昨年10月「国策（分割・民営化）に反対する労働者は差別されてあたりまえ」というトンデモ判決を出した人物。国労闘争団など争議団は、村上攻めに焦点をあてている。そんななか、闘争団きっての絵描き佐久間誠さんが巨大似顔絵をつくり、5/28最高裁前で初登場となった。「極悪裁判官」の似顔絵を鎖で縛るなど、かなり凝ったものになっている。次回6/9の鉄建公団訴訟口頭弁論などこれから出番が多いので、ご注目を。とにかく、一般的な批判よりこうした権力者個人を特定して、攻めていくような方法がいい。それが争議の鉄則である「敵のイヤがる行動」だ。
★新「守る会」のオルグに家族会が上京
新しくできた「鉄建公団訴訟原告団・家族を守る会」を拡げていくために、5月末から6月中旬にかけて職場を中心にオルグ（説得）活動が取り組まれている。そのために北海道から家族も上京することになっており、家族を交えての激励・交流会も各所で開かれる。闘争団の実態を知る機会でもある。ぜひご参加を。詳細は下記のホームページで。
★沖電気―田中哲朗さんのニュースレター
解雇撤回を闘っている田中哲朗さんは、年に数回「門前のお便り」というニュースレターを発行している。その最新号が届いた。そこに、ある法廷で証人宣誓の時に裁判長から傍聴人が起立を求められ、拒否した人が強制排除された話が載っていた。田中さんもその人に連帯して抗議して排除されたという。私もいつも思っているのだが、宣誓の時はともかく、裁判が始まるときにやる「起立・礼」はとんでもないと思っている。今まで一度も立ったことはない。あれをやることによって、傍聴人（国民）と裁判長が上下関係になってしまう。民主主義国で一番エライのは国民ではなかったのか。弁護士や国会議員への「先生呼称」があたりまえになっていることと共通している。エライひとをつくらない、みんな平等というところから始めることはとても大事なことだと思っている。
・MORE→闘争団関係の情報は http://www1.jca.apc.org/ouen/
・MORE→共闘会議関係の情報は http://www.h4.dion.ne.jp/~tomonigo/
・MORE→上映関係の情報は http://homepage3.nifty.com/videopress/hito.html
・MORE→国鉄・JR問題研究会 http://roumonken.infoseek.livedoor.com/
・ご意見・ご感想をお寄せください。→hito-net@jca.apc.org