●ひとネットMONDAYつうしん NO.71 2003年7月14日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★東京西部団結まつり−家族の発言
まつりの前日（7/12）から天気予報が気になったが、雨マークがばっちりついていた。これはもうアカン、と半分あきらめていたが、朝の時点ではどんよりした曇り空。このままいってくれればとの思いで会場の新宿中央公園に行った。ビデオプレスでは、ビデオ販売のお店と「人らしく生きよう」のパネルを出した。
雨も降りそうで降らない状況だったが、メインプログラムの闘争団家族の話が始まる午前11時ごろから激しい雨足に。そんな中で行われた「家族座談会」だが、留萌闘争団の大谷さんの奥さん（友枝さん）と、全動労争議団の渡部さんの奥さん（雅子さん）の話はよかった。傘をさしながら聞くみんなの視線はステージに引きつけられた。
司会者からの「どうしたら勝てると思いますか?」という質問に対して、渡部雅子さんは「もっとわかりやすく言葉を使ってほしい。そして女性を味方につけること。女性は男より10年長生きするし、財布を握っているのも女性」。大谷友枝さんは自らの職場の経験などから「小さな企業で何も言えずにリストラされている人がたくさんいる。そうした本当に組合が必要な人たちに拡げること」と述べた。
いみじくも二人が語ったことは、「労働組合の組合員だけを相手にしていては勝てない。もっと外に拡げること」だった。今回の「西部団結まつり」は、国労闘争団・全動労争議団・千葉動労争議団が同じ1047名の解雇者として垣根をこえて取り組んだ企画だった。幸い午後からは雨はやみ、最後まで楽しい交流と気迫に満ちたまつりになった。次はぜひ、家族の提言を受けた企画を実現してほしい。
★鉄建公団訴訟第8回口頭弁論
14日の午前は、鉄建公団訴訟第8回口頭弁論が行われた。この日、陳述に立ったのは帯広闘争団の佐野周二さん。生々しくしかも具体的事実をふまえたもので、差別の実態が強烈に伝わった。陳述が終わると大きな拍手が起きた。ふだんは裁判長が静止（注意）するのだが、裁判長も気迫に押されたようで、何も言わなかった。陳述内容は「ともにGO!」ホームページなどで紹介されると思う。
★最高裁包囲デモ、楽しく元気に
14日の昼は最高裁包囲デモが行われた。雨が少し残っていたが、デモが始まるぎりぎりにあがった。村上裁判長の引き回し、黒いごみ袋でつくった法衣を着る「首なし人間」、たくさんのボード、替え歌「最高裁音頭」、そしてこの日のためにつくったコールなどもあって、ひとあじ違った楽しく元気の出るデモになった。参加者も27争議団、5市民団体で500名をこえた。沿道の人たちの表情、反応もよく、手応え十分のデモだった。ちなみにコールは「ふざけるな・裁判所」「なめるなよ・国民を」「村上は・やめろ」だった。「最高裁音頭」は沖縄民謡「あさどやゆんた」の替え歌。大阪のなにわの会がこの日のためにつくった。参加者みんなが解放感をもった今回のデモ。なにかここから新たな運動の拡がりでうまれてくるような気がした。
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