●ひとネットMONDAYつうしん NO.78 2003年10月13日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★山形国際ドキュメンタリー映画祭で大反響
「人らしく」は15日の夜9時半から山形市ミューズ館で上映された。観客は約70名。全国各地の人が見てくれた。若い人が多かった。その時の様子は「がんばれ国労闘争団」（http://www1.jca.apc.org/ouen/001text/031015yamagata.html）のウェブサイトに写真入りで掲載してあるが、確実な手応えがあった。見た人の話を聞いて、私が感じたのは、感動はしてくれたが、やはり国鉄闘争は「ふつうの人」にとって、過去の問題かまったく知らない世界だったことがよくわかった。闘争団が勝つためには、そこのところをどうこじあけるかを真剣に考える必要があると思った。
★ケン・ローチがやってきた
イギリス映画界の巨匠、ケン・ローチ監督が来日しているが、20日の国労闘争団の集会に参加しスピーチを行った。とても気さくな人だった。スピーチでは、民営化は大企業の利益になるだけで、労働者や住民・市民は犠牲になることを熱く訴えていた。集会場で行われた記者会見で、「あなたは左翼ですか?」の質問に「その質問はパウロ法王にあなたはカトリックですか?と聞きますか?」と切り返されたが、正真正銘の「左翼」だった。
★ビデオ「リストラとたたかう男」
ビデオプレスでは、不当解雇と闘っているフジ産経グループ記者・松沢弘さんのドキュメンタリーをこのほど完成し、22日に東京・文京シビック・スカイホールで完成試写会を行うことになった。ぜひご参加を! 詳細はビデオプレスのホームページをご覧下さい。→http://homepage3.nifty.com/videopress/
★オススメ「戦場のフォトグラファー」「送還日記」
このところ「感動」続きだった。ドキュメンタリー映画「戦場のフォトグラフォー」は私にとっては衝撃だった。今年ベストワンでもある。戦場カメラマンを撮ったドキュメンタリーだが、その映像からいまの世界が見えてくる。ビデオプレスのホームページに拙文も書いた。→http://homepage3.nifty.com/videopress/kokodake10.html
山形映画祭では数本しか見れなかったが、韓国のキムドンウォン氏のつくった「送還日記」は感動的だった。これからあちこちで上映されると思うが、すごい作品だ。北朝鮮のスパイとして30年投獄されたが、けして転向しなかった人達たちの生き様は、まさに国労闘争団と共通するものだった。それはけしてイデオロギーでなく、人間の持っている「誇り」であり「尊厳」であった。
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・MORE→上映関係の情報は http://homepage3.nifty.com/videopress/hito.html
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