●ひとネットMONDAYつうしん NO.82 2003年12月22日
メーリングリスト「ひとネット」に配信している闘争団・「人らしく生きよう」上映関係のウィークリーニュース。現在は「不定期刊」。共同管理人・松原明による「独断と偏見」によるニュースです。「ひとネット」は無料で入会できます。こちらから。
★いよいよ最高裁判決!
12/22にJR採用差別事件の最高裁判決が出ることになった。出る出ると言われながら、なかなか出なかった最高裁判決だが、近づいてみるとイヤな感じだ。弁論が開かれなかったから「敗訴」ははっきりしているが、高裁で判断が分かれた「JRに責任なし」はどうするつもりだろうか。一方、当事者の闘争団員は「来るものが来ただけ。すでに新しい訴訟“鉄建公団訴訟”を起こしているから、それに全力を尽くすだけ」と言った感じで、ここで何かをしようという意気込みが感じられない。
しかし、私が思うにはここでどう怒りを表現するかは大きなポイントだと思う。解雇されて17年、労働委員会・地裁・高裁と来て最後の場であることは間違いないし、世間（マスコミ）が注目を寄せる貴重な場だ。テレビも全局来ると思うから、ここでハデにパフォーマンスをして「300人闘争団家族は不当なリストラ許さず最後までたたかう」ことを強く敵（政府・JR）と国民に印象づけることだ。それが、最高裁敗訴後の運動をつくっていく一助になると思う。
当日の詳しい行動予定は、次のページに出ている。http://www1.jca.apc.org/ouen/001text/031217saikousai.html
★「人らしく生きよう」第二弾 制作へ
「人らしく生きよう」制作から3年が経過し、事態は新たな展開を見せている。ビデオプレスでは来年春に向けて「人らしく」第二弾をつくることにした。これまで撮りためたものに加え、今冬、集中的に取材を進めたい。すでに12月初旬には、四国オルグをしている北見闘争団・中野さんの姿などを収録した。なお取材ロケ費などが大変で、予約販売の形などで制作資金を集めることも考えている。カンパ求む!
★フランス語版カンパ、順調に集まる
来春、フランスのパリ上映をめざして「人らしく」のフランス語版制作が有志の手で進んでいる。その制作カンパの呼びかけに多くの人から協力が寄せられている。担当しているKさんからは「カンパの方は、10万円ほど集まりました。少しづつですが結構集まるものだ、と国労ネットワークに感心しています」とのメールが来た。またその呼びかけ人に鎌田慧さんも加わった。
★12/15千代田公会堂で集会
12/15、鉄建公団訴訟の口頭弁論の報告集会が開催された。当初1000人の目標だったが実際は450人と少しさびしかった。集会自身はおもしろかったが、昼からの行動の疲れか、いまひとつ元気がなかった。いずれにしろ、運動がパターン化されていて、参加している人も顔みしりの人ばかり。もっと外に拡げていくことを考えていかないと「じり貧」になってしまう。この日の辛口トークのディスカッションでも、会場から「今日の行動はつまらなかった。マンネリにならず常に新しいことを考え出して行動しないと、あきられてしまう」という意見が出された。こういう意見が自由に出るところに救いはあるが、本当に真剣に考えないと最高裁敗訴とともに、世間から忘れられてしまうのを恐れる。なおこの日ビデオプレス制作の「原告団映像カレンダー2003」（15分）を上映した。2003年の活動をダイジェストしたもの。1本2000円で頒布中。
・MORE→闘争団関係の情報は http://www1.jca.apc.org/ouen/
・MORE→共闘会議関係の情報は http://www.h4.dion.ne.jp/~tomonigo/
・MORE→上映関係の情報は http://homepage3.nifty.com/videopress/hito.html
・MORE→国鉄・JR問題研究会 http://roumonken.infoseek.livedoor.com/
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