何かおかしいぞ！ＪＲ「背面監視」上映会

　５月20日、「なにかおかしいぞＪＲ！新作ビデオ上映と職場報告会」が中野ゼロ視
聴覚ホールで開かれました。参加者は約６０名。国労関係者のほか、民間の労働者や
一般参加者も多くいました。ビデオ「ＪＲに人権を！」と「背面監視」を連続上映し
たあと、職場からの報告ということで、東京第一ベンディング事業所の高久保さん
　（写真右の左側）と東京駅の照井聡さん（同右側）が話をしました。最後に国労闘争団からのアピールもありました。


高久「娘や友人の経営者にもビデオを見せたが、こんなことがＪＲであるのかとみんな驚いていた。ビデオを広げることで元気をつけて頑張っていきたい」	照井「今のＪＲは人員がぎりぎりで異常時が起きた時に対処できなくなっている。チェック機能をもった健全な労働組合があってこそ健全な企業になるはず」

　●アンケートは語る「ひどいぞＪＲ」

★まるで刑務所さながらの第一ベンディングの実態は、高久さんのお話にもあったよ
うにほとんど知られていないと思います。もっともっとこの実態を広く知らせ、この
たたかいに合流していく労働者を増やしていかねば、と思います。

★「背面監視」切り口がシャープでとてもわかりやすい。説明でなく、映像作品とし
てのよさがよい。ＪＲに残った労働者でさえもこんなに激しい嫌がらせを受けている
とは。経営効率を考えるとムダとしかいえない。こんなにいじめられているのに、闘
いつづける国労の労働者にも驚く。むしろこちらが励まされる。悲惨なんだけど闘い
は痛快！　駅でジュースの仕事をしているのを見かけたら声をかけてみようかと思い
ます。（学生・都立大）

★作品としてもとてもよく出来ていたと思います。高久さんらのキャラクターも、面
白い作品にしていると思います。上映方法を工夫して、もっと一般の人をまきこめる
といいと感じました。

★無能な管理職、経営者連中に鉄槌を！

★大手の新聞・ＴＶ・雑誌・いわゆるマスメディアはけして肝心なことを伝えていな
い。伝えられない、伝える気もない、伝えて貧しくなりたくない、恐いんだろうな。
今の暮らし守りたいんだろうなあ。「健全な企業には健全な労働組合がある」その通
りだなあ。

★高久さんと照井さんの話がとてもよかった。国労が差別と団結破壊を許さず闘って
いる。労働者魂というものが伝わってきた。ＪＲになって分割・民営化後11年目の矛
盾が事故や背面監視などにあらわれてきている。国労が頑張っていることが、矛盾を
明らかにしているカギだと思う。

★私の勤務先の管理もひどいものですが（例・１分遅刻すると遅刻届用紙に理由を書
かせる）、これほどの労働者の人権無視の職場があるとは。「労働を売っているだけ
で心は売らないよ！」と大声で言いたい。記録の大切さ、ビデオの力を改めて知りま
した。勇気ももらいました。

★各職場ごと、地域ごとの上映会を今後も拡げていければと思いました。

★労働者を奴隷のように扱う社会はおかしい。労働者は社会の主人公だ。大量失業時
代の中、労働者の実態・声をもっと知りたい。

★国労の皆に見せて、再び怒りを呼び戻し、意識を高めたい（私を含め）。一般組合
員はほとんど無関心になっている。また昇進しないこともあり、国労は3500円も払っ
てビデオを買う余裕はない。各地本・支部に１本づつ位配布してほしい。（国労）

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